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浮気の証拠

「法定離婚事由」にも挙げられている不貞が原因とされる離婚においても重要な浮気の証拠とはどういったものでしょうか?

まず不貞行為とされることは配偶者が婚姻期間中に別の異性と性的関係(肉体関係)を持つことを指しています。

ですから肉体関係があるということを立証しなければならないのです。

ただ肉体関係があると立証するにしてもその場所、場面に遭遇することはまずあり得ません。

立証する場面としてよく「ラブホテル」が採用されています。

配偶者が別の異性と共にこのラブホテルに入り、数時間を過ごしたという事実で肉体関係があったと見なされるのです。

これは「ラブホテル」という施設が男女にとって性行為が行われる場所と一般社会の常識となっているからです。

ですからこの「ラブホテル」に配偶者が別の異性と2人で入ったと言うことが浮気という不貞の行為を立証することになるのです。

よく配偶者が別の異性と路上でキスしていた、腕を組んで歩いていたなどという行動を見たことで、浮気をしていると断定してしまう人が多いと思います。

確かにそんな関係であれば浮気を疑う状況だと思いますがそれでも法的には不貞の行為にはならないのです。

法的にはあくまでも性行為があったか、なかったかしかないのです。

ただ浮気相手と必ず「ラブホテル」に行くという保証もありません。

浮気相手との交際当初であればそういったこともあったかもしれませんが浮気相手の家に行くというケースもあります。

ホテルでもシティホテルやビジネスホテルというケースもあるでしょう。

これらは不貞行為にはならないのでしょうか?

状況によっても異なりますがまずこれらの行動を探偵が1回だけ押さえたとしても不貞の立証にはなりません。

仮に異性の家に泊まったりした場合もです。

「そんな馬鹿な」と思われる人も多いかと思います。

疑問を持たれた方に逆にお聞き致しますが異性の家がアパートやマンションであったとしても絶対に2人でいるという保証はないと言うことなのです。

家人がいるかもしれませんし後から友人などが来ていたかも知れないのです。

特に都内のマンションですと外から各部屋の玄関口が見えないところも多く、2人っきりであったということも立証できなければ不貞の証拠にはなり得ないのです。

しかも配偶者が1人でその異性の家に行ったという状況であればなおさらです。

部屋に異性がひとりで待っていたという確証はないのです。

こういったケースの場合、どうやって浮気という不貞を立証するのでしょうか?

何日間かを押さえるしかないのです。

そして何時間、その部屋にて過ごしていたかをきちんと調べておかなければなりません。

また外で会っている状況なども押さえておく必要も出てきます。

そういった状況を積み重ねることで「不貞の行為」と認定されるのです。

シティホテルなどの場合はどうでしょう。

こういったホテルでも2人でチェックインして同じ部屋に宿泊してくれて2人でチェックアウトしている様子を捉えれば不貞の立証にはなります。

しかし、浮気相手異性が先にチェックインとしているところに配偶者が訪れ、2,3時間過ごして配偶者のみが出てきた場合と配偶者が単身で既にチェックインした部屋に浮気相手異性が訪ねてきて2,3時間を過ごした場合等については上記の浮気相手宅に入って行った状況と同じに不貞の証拠としては弱くなってしまいます。

このようなシティホテルの場合、商談や打ち合わせなどにも使用される場合があり、ラブホテルみたいに絶対に性行為が行われる場所として認識されていないからなのです。

ですからこの場合も異性宅同様に何度がこのような状況を押さえ、それ以外にも外で会っている2人の様子などを集めておかなければなりません。

依頼人には負担が増えてしまうケースと言えますが法的には致し方ない状況です。

またラブホテルにおける浮気行為でも確かに不貞の行為と認定はされますが1回では「離婚の事由」としての証拠としては弱く、裁判所では継続性を求めてきています。

尚、夫の場合、性風俗店での性行為は基本、離婚の事由とは認めにくい傾向にあります。

性風俗店の女性ホステスと個人的に複数回、外で会い性的関係を結ぶと不貞の行為と認められますが性風俗店では金銭繋がりとされ、浮気という不貞行為にはなかなか認定されません。

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