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探偵に可能な調査は制限が存在します

如何に探偵の腕が良くても可能な調査には「法規上で制限が存在」します。探偵業務の適正化に関する法律が施行されてから制限が設けられたことは皆さんご存知と思います。調査を依頼する側にも違法性がある調査依頼をしないように制限が設けられているので悪意の存在する依頼は「違法性が有り」か「犯罪に関わる可能性有り」と判断し調査をお引き受けできない法律となっているのです。特にストーカー・DV等に関わる調査依頼や差別調査に該当する「出身地を特定する調査」や「採用事項に関係ない調査」「結婚相手の出身地」に関わる調査は人権侵害に関わるため調査を実施出来ない決まりとなっています。探偵業法に沿って業務を実施する優良な探偵ならばこのような認識は高く設けて「違法調査や差別調査の根絶」を念頭において日々の調査業務にあたっているのです。

探偵業の現実

フィクションの探偵像を追って現実の探偵を志すことは無謀と言えます。探偵に関して言えることは「現実の探偵業務は拘束時間が極めて長く」実際に実施する調査内容も民事の範囲内で必要となる調査業務が殆どであり、刑事事件に首を突っ込む探偵は殆どいないと言えるのです。稀にではありますが、詐欺に関わる案件の証拠固めに必要な調査を実施することがありますが他には皆無と言えるでしょう。このような現実の探偵とフィクション世界の探偵像には大きなギャップが存在し、探偵を職業とすることは「不安定な職業を選択する」ということに直結しているのです。一般的なサラリーマンと比較したならば早朝から深夜まで調査業務を実施して給与は何年勤続しても大きな変化は期待できない事(雇われ探偵の場合)や福利厚生面から判断しても安定した老後は期待できないと言えるのです。勤務時間・報酬・福利厚生の基本的な判断基準で「探偵という職業が一生を捧げる職業となりうるか?」あえて明言する必要性はないでしょう。

探偵を職業としたい場合にはどうすれば良いか?

若者は自身の可能性を模索する生き物であると著者は考えます。「探偵を職業としたい!」と考える若者たちも同様であると思います。地味に流れ作業を実施して安定したサラリーを得ることは選択として堅実な判断と言えますが「若さが溢れる人物」にとっては自身の可能性を見いだせる職業ではないので「リスクも存在するが人生経験が豊かになる職業を選択する」ことも否定はできません。探偵を職業として得た経験を「自身の人生にどう生かすか?」を常に考えながら職業を選ぶことも悪い選択ではないと考えるのです。話は少し逸れてしまいましたが、「探偵を職業とするには大きく2つ選択が存在」します。まず一つ目の選択肢は「探偵学校等でお金を支払い勉強し見習い探偵の道に進む」方法となります。基本的な仕事の流れや調査手法を学んで探偵としての職業に就く流れがこちらの選択となりますが「お金を支払って学ぶ」ことに抵抗がある方にはお勧めできないと言えます。どのような学校に入学して学んでもある程度の費用は必要となるものです。しかし、学んだ物事が現場での調査に生きる探偵学校の存在が確認できなければ「探偵学校で学ぶ意義について少々不安が残る」とも言えるのです。どうしても探偵学校に支払うお金が無く探偵になりたいという方には、探偵事務所のアルバイトや見習いから業務を学ぶという方法もあります。全ての指示を先輩探偵や上司から受けて「間違いない手法で現場での調査を学んでゆくのです。一人前に現場での調査が実施可能になるには個人の能力によるところの差が存在しますから現実的な期間を明言することは難しいのですが、内偵や行動確認などの調査全般が実施できるまでには10年近い経験値が必要に思います。このような現場での調査が実施可能とならなければ調査報告書を自身一人で書き上げることも不可能と判断できるのです。特に信用調査などに必要となる調査結果からの所見等は豊富な調査経験が無ければ書き上げることが困難と言えるのです。

探偵を職業とするならば覚悟が必要

探偵業で稼ぐことは通常の業種で働き稼ぐことと同様と考えることはできません。何故なら現場での調査業務はある程度の年齢で実施することが困難となるからです。身体的な衰えからくる身体能力の低下に伴う調査力の減退は誰にでも訪れると言えるのです。50歳以上の人物が長時間に渡り、若い人物の素行調査を実施可能か?と考えれば理解できるでしょうが「どこかで尾行しきれない場面が必ずくる」ということなのです。駅まで若い人物と一緒に駆け足で完走できるか?現実的に判断して答えはNOとなるでしょう。視力の減退により夜間の認識力が落ちた人物が頻繁に夕方から夜間にかけての浮気調査を実施することも不安が付きまとう事間違いないでしょう。このような現実的な判断からしても「探偵として現場で調査が可能な年齢にはある程度の限界が存在する」と著者は考えているのです。ご理解いただけるとは思いますが「他業種よりも現場が可能な年齢は極めて低い職業が探偵業」と言えるのです。自身が経営する探偵事務所ならばカバーが効くことも多いでしょうが、雇われ探偵が高齢で現場の調査を実施することは現実的ではないのです。自身が高齢になって職を失うリスクが高い職業が探偵とも言い換えることが出来るのです。

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